Chapter01-Fin

記録者: 不運な風来者 (ENo. 26)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-03 04:00:00

クリックで開閉
icon
「……回答を確認しました」


観察者は淡々と処理を続けているように見えるが、
どこかそれは“耳を傾けている”仕草にも似ていた。

icon
「当機の観測は、これにて終了します。
 記録は保存され、分析は後続機へ引き継がれます」


レンズがわずかに光を収束させ、あなたを見据える。
無機質なガラスに感情は映らない、
ただそれは淡々と観測を続ける機械でしかない。ずっと。

icon
「あなたが何者であるか──その定義は、あなた自身が決めるものです。
 当機はただ、それを観測したという事実のみを残します」


──そうして白い部屋がじんわりと、輪郭を失っていく。
まるで夢から醒めるように。


──そう。きっとこれは夢だった。


icon
「……観察対象。これにて接続を断ちます」



ガラス玉のような声が、虚空の中で響いていた。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
………………多分、目が覚めたのはいつもの宿屋

icon
「……夢?」

いや、そんなはず……
でも、周りを見たって白い部屋じゃなくって
いつもの木造の宿だ。

icon
「あれっ……
どう、なって……?」


また別の世界に来させられたと思ったのに
今度は帰ってきてる。
白い部屋に行く前の世界に

……そもそも、あれは異世界だったのか



「……夢だとしても
いい世界、だったな」



誰かに話したのなんて何時ぶりだろう。


話せない事なのに

話したのは


*シュロロ
icon
「……うん。
わかってるよ」


蛇の音に応対して。

今日も一日過ごそうか


次はどんな世界に行けるかな?
だって私は『ふうらいしゃ』なんだから。