
「おー、最初から最後までよく分かんなかったけど…
でも、思ってたより楽しかった!話せてよかったよ、ありがとなーカメラさん!」
軽く手を振った。まあ多分、朧げになっていく目の前の
それは手を振り返してくれないんだろうけど……
正直、普段からそういう理念を持って動くほど俺は賢くない。
夕飯のメニュー、新入荷のチェックに店の配置変え、来月の予定の調整に、全然休まないバイトをどう休ませるかとか……
そういうことをいつも考えていて、自分を客観視する時間なんてほとんどない。
元々俺は、親父譲りのせわしない性格があるせいで、じっとしているより忙しいほうが好きだけど……
たまにはこうやって、立ち止まって色々考えてみるのも案外悪くねーかも。
そう考えている内に、目の前が真っ白になっていく。
目が醒めたら、きっと俺の部屋なんだ。いつもの日常ってやつに戻るんだよな?
いや、うん、目が覚めたら知らない天井!とかだったら超怖ぇから俺の部屋でお願いします。マジで…
でも、そーだな。
この夢の中で沢山考えたこと、どうか覚えていますように!