Chapter01-Fin

記録者: 真ヶ門アキト (ENo. 182)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-30 04:00:00

クリックで開閉
icon
「……回答を確認しました」


観察者は淡々と処理を続けているように見えるが、
どこかそれは“耳を傾けている”仕草にも似ていた。

icon
「当機の観測は、これにて終了します。
 記録は保存され、分析は後続機へ引き継がれます」


レンズがわずかに光を収束させ、あなたを見据える。
無機質なガラスに感情は映らない、
ただそれは淡々と観測を続ける機械でしかない。ずっと。

icon
「あなたが何者であるか──その定義は、あなた自身が決めるものです。
 当機はただ、それを観測したという事実のみを残します」


──そうして白い部屋がじんわりと、輪郭を失っていく。
まるで夢から醒めるように。


──そう。きっとこれは夢だった。


icon
「……観察対象。これにて接続を断ちます」



ガラス玉のような声が、虚空の中で響いていた。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
icon
「おー、最初から最後までよく分かんなかったけど…
でも、思ってたより楽しかった!話せてよかったよ、ありがとなーカメラさん!」

軽く手を振った。まあ多分、朧げになっていく目の前のそれObserverは手を振り返してくれないんだろうけど……

正直、普段からそういう理念を持って動くほど俺は賢くない。
夕飯のメニュー、新入荷のチェックに店の配置変え、来月の予定の調整に、全然休まないバイトをどう休ませるかとか……
そういうことをいつも考えていて、自分を客観視する時間なんてほとんどない。
元々俺は、親父譲りのせわしない性格があるせいで、じっとしているより忙しいほうが好きだけど……

たまにはこうやって、立ち止まって色々考えてみるのも案外悪くねーかも。

そう考えている内に、目の前が真っ白になっていく。
目が醒めたら、きっと俺の部屋なんだ。いつもの日常ってやつに戻るんだよな?
いや、うん、目が覚めたら知らない天井!とかだったら超怖ぇから俺の部屋でお願いします。マジで…

でも、そーだな。
この夢の中で沢山考えたこと、どうか覚えていますように!