Chapter01-Fin

記録者: 田中 亜蓮 (ENo. 181)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-30 04:00:00

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「……回答を確認しました」


観察者は淡々と処理を続けているように見えるが、
どこかそれは“耳を傾けている”仕草にも似ていた。

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「当機の観測は、これにて終了します。
 記録は保存され、分析は後続機へ引き継がれます」


レンズがわずかに光を収束させ、あなたを見据える。
無機質なガラスに感情は映らない、
ただそれは淡々と観測を続ける機械でしかない。ずっと。

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「あなたが何者であるか──その定義は、あなた自身が決めるものです。
 当機はただ、それを観測したという事実のみを残します」


──そうして白い部屋がじんわりと、輪郭を失っていく。
まるで夢から醒めるように。


──そう。きっとこれは夢だった。


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「……観察対象。これにて接続を断ちます」



ガラス玉のような声が、虚空の中で響いていた。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
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アレン
「……」



己が何者かを決めるのは、己。

機械のようで、ガラス玉のような声は。
己の心に嫌に響く。


何処までも。

己は何かであれるのだろうか。

平社員の己が。

果たして。


夢を見て藻掻き続ける事が出来るのであろうか。


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アレン
「……はぁ、俺もだせぇな」



いつか、何処かの自分なら。

夢をすっぱりあきらめて、夢を憧れてたことに笑える日もあったのだろう。

けれど、それは空想でしかないから。

今は、ちゃんと足を歩む時だから。


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アレン
「……俺もちゃんと、目指すか、夢を」


申請の仕方、後で調べないとな、と苦笑いしながら。
夢が覚めぬように。
まずは、一歩踏み出してみよう。


――これは、物語が少し変わる、夢の終わりの始まりだから。