Chapter02-05

記録者: プルメアリー・ハウライティア (ENo. 73)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-30 04:00:00

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「ねえ──じゃあさ」

ぱちん。
少年が指を鳴らす。
軽快なくせに、不思議と胸の奥をざらつかせる音がした。

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「“正しい”があるなら……“悪い”って、なんだと思う?

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「君の思う“悪さ”ってさ。どういう形をしてる?
 ……悪い人って、どうして悪い事をすると思う?」

その声は明るいのに、奥底に沈むものは冷たく澄んでいる。
冗談みたいな口ぶりなのに──その実、返答を逃す隙を与えないほど見つめていた。

──あなたは、何をもって“悪い”と判断しますか?


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「僕が新しい曲を吹こうとするとね、
 止めようとする人がいるんだ。すっごく真面目な顔してさ」

笛に指を当て、吹く真似をして。
けれども笛を通して音を出す事はしないで、
また手持ち無沙汰のように笛を手でいじる。

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「親も、偉そうな大人も、見回りの憲兵も、
 神様の言うことばっかり唱える聖職者もね。

 彼らはそれを“正しいこと”だって僕に言うんだよ。
 でもさ、僕の新しい音を止めるんだよ? それってさ──」

そうして。歌う様な声で嗤った。

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〝悪い〟ってことじゃない?

      ──だって僕の方が正しいのだから!

……少年はあなたを見ている。
Answer
──あなたは、何をもって"悪い"と判断しますか?



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プルメアリー
ぁぅい(ワルイ)?」

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プルメアリー
ぷぅ、しってぅ(プル、知ってるのよ)
 ぁぅい、めー、さぇぅの(ワルイはね、"めっ"てされるのよ)

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プルメアリー
にーに、めー、さぇぅの(お兄ちゃんは"めっ"ってされちゃうの)
 にーに、ぁぅい、ないぁい、めー、さぇぅの(お兄ちゃん、ワルイじゃないのに"めっ"ってされちゃうの)??」

詳しい状況が語られない以上、相手の意見に同意も否定も出来ないのだが。
そんな事は、竜人少女には理解らない。



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プルメアリー
ぇも(でも)
 ぷぅ、くぁん、せちょぁ、めー、さぇた(プルもね、クランやセトラに"めっ"ってされた時が有るのよ)
 くぁん、せちょぁ、おしぉ、おくしゅぃ、しゃぁぅ、めー(クランとセトラのね、オシゴトのオクスリ、触っちゃ駄目だよって)

其の時は。
竜人少女が其れ等を危険なYABAI薬だと知らなかったから、なのだが――其れはまた別の話。

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プルメアリー
ぷぅ、いこいこ、うぇち、しゅき(プルは、イイコイイコされる方が嬉しいし、好きなのよ)
 めー、やんや("めっ"ってされるのは嫌なのよ)
 ぷぅ、くぁん、せちょぁ、やんや、めー(だから、プルはプランやセトラに嫌な事はしないのよ)

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プルメアリー
ふぇう、いぉ、みんぁ(フェクトにも、イドにも、皆にも)
 ぷぅ、めー、やんや、いこいこー(プルは、"めっ"ってされるの嫌だから、イイコイイコが良いのよ)

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プルメアリー
そぇ、ぷぅ、みんぁ、うぇち、たのち(そっちの方が、プルも皆も嬉しいし、楽しいのよ)!」