
「価値観を測りたいがために、俺の譲れないものを聞くのか?」

「譲れないものは…『血』だ」

「不満か?そうではないか?だが俺は答えたぞ」

「なに?その〈血〉が変化したときか?」

「さてな…守りたい気持ちは変わらん。失ったとて、それは…」

「仕方のないことだ。俺みたいにあいつらは長生きはしない」

「置いて行かれる俺のことも、少しは考えてほしいものだ」

「なあ、リューリ・ハルゼ。このフルネームを呼んでお前は大層嬉しがっていたな」

「いったい春はいつ来るんだ?」

「そういえば春の子孫はどうやら黒天使と付き合うらしいぞ」
それはカメラの人物ではなく、
だれかに向けてであった。