Record

記録者: 無邪気な迷い人 (ENo. 81)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-30 04:00:00

どこかに向かって歩いていた。
行き先は全部任せきりだったけど。
確かにそのはずだった。

ぼんやりしてて気がついたらさっきまでと違う景色で。
隣を見ても、反対を見ても後ろを見ても上を見ても。
どこを見ても真っ白、なにもない。

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「────、─?」

おもわず首を傾げてひとりごと。
だけど違う、夢じゃない。
ちゃんと自分の足で歩いてたんだから。

間違いない……はず、だとおもう。
考えれば考えるほど自信がなくなってくる。

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「─────」

探してもらえるかな。
もし夢だったら、いつかは覚めるのかも。

伝える必要のある相手はここに居ないのに
ついつい腕を組んで悩み考えている身振り手振り。
それから改めて部屋を見渡してみたら、全く何もなくはなかった。

休むだけなら床で寝転んでも大丈夫だけど。
たったひとつだけ、ぽつんと椅子が置いてあるから。
なんとなく座った方がいいのかなって、そう思ったんだ。


……目の前から音がした。
聞き覚えがあるし、それに見覚えもあるのに。
それは物ではなく、自分の知らない人だった。


難しい言い方でなんだか検査みたいだ。
ちょっと堅苦しいけどお喋りする相手が居るのは楽しい。
頷いて口を動かしてみるけど伝わるのかどうか。

だから記録は取れないかもしれないけど。質問に、


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『答えたらいいの?』