
「そりゃあ、物体を無理くり人格構築して、いくらか人に似せた姿を模っているいるんだから。
カメラによっては変に映るだろうね!」
ドヤ顔で話してはいるけれど、ちゃんと映っていないことに少しがっかりしています。

「で、私の世界での【普通】か……。」
ふうむ、と顎に手を当てて思案する。
自分が考える普通は、一体どこまで一般に通じる【普通】なのか。

「……我々のような怪異を知らない人間からすれば、
『そんなものは作り話でしかなく、そんなものは一切見えないし存在しない。』

「と、いうのが私たちの世界での【普通】だと思うね。
ごく一般的な人間は、私たちのことなんて空想の存在だし。」
と、ここまでが一般論。

「まあ私たちからすれば!
魑魅魍魎が蔓延る場所だから、私を認識できる人含め千差万別。」

「しかも新しい妖魔怪異が生まれるから、世界は常に高速で変化しているよ!」
今だって、もしかしたら新しいナニカが生まれているかもしれない。
そんな不安定な世界が、アウルムの住む世界なのです。