
トラレ
「今回は別の人がお相手になるのね。いいわよ。答えてあげる。
自己紹介は……いらなさそうね。それじゃあお答えしま

トラレ
「大人に……なる……?」

トラレ
「え……なにそれしらない……加齢という概念のない私にとって……何も……分からない……」

トラレ
「えぇ……歳を取れば勝手になるんじゃないの? 違うの? そういうことじゃないの?」

トラレ
「うーん…………」

「―― ワン・オラクル。
―― オープン・ザ・カード 『XII.THE HANGED MAN』」

トラレ
「―― コール! サモン『ルジェ・ザ・ハングドマン』!」

ルジェ
「ボケカスドアホ!!!!
だから何であたしなのよ!!!!」

トラレ
「助けてルジェちゃん、私大人になることがどういうことか分からない……
私は皆から見て大人なの? 子供なの? 魔女、そのあたり分かんないわ……」

ルジェ
「あたしも分かんねぇわよ!!
ねぇ知ってる!? アルカーナムの人間体って歳取らないのよ!!
不変なのよあたしたち!!」

トラレ
「知ってる」

ルジェ
「こんちくしょう!! 全部あたしに丸投げしやがって!!
大人になる? 大人になるってどういうこと? えぇーーー」

ルジェ
「……外の人間について、で語らせてちょうだい。
客観的だったらまだいけると思うわ」

ルジェ
「稀に成長後の子供に会うことがあるじゃない。
あぁ、でかくなったなーって変化を目の当たりにするでしょう?
見た目がでかくなる、っていうのがまず一つ」

ルジェ
「あとは……思考が現実的になるわよね。
子供のときは無茶な占いも無茶と理解してなくって、
大人になったらそもそも占いに対して大きな意味を見出さなくなっていたり」

ルジェ
「現実的になる、っていうの?
確かにアルカーナムは願いを叶えるわけじゃないけど、
占いに意味がないと思われるのも心外よねぇ」

ルジェ
「…………」

ルジェ
「……………………」

ルジェ
「……ねぇ、あたしだけじゃきついからもう1、2人呼んでくれない?
というかあたしが他の人の意見も聞いてみたいわ」

トラレ
「皆困ると思うし今のでいいと思うけれど、だめなの?」

ルジェ
「あたしだけが貧乏くじ引かされるの納得いかない」

トラレ
「なるほど理解したわ」

「―― ワン・オラクル。
―― オープン・ザ・カード 『VII.THE CHARIOT』」

トラレ
「あっ」

トラレ
「……えー。引き直し……だめ? だめよねぇ。うん。はい」

トラレ
「―― ……コール! サモン『セヴェンタ・ザ・チャリオット』!」

セヴェンタ
「ふははははははははは!! 私を呼んだか、ついに戦いか!!」

ルジェ
「魔女様ーーーーーーーーーー!!」

トラレ
「いや。うん。ごめんね?」

セヴェンタ
「む、その声は。中途半端じゃないか。
どうした、人の願いを聞き遂げられずに私に泣きつきにきたか?」

ルジェ
「はーーーーー??? ボケカスドアホにこの無理難題が解決できるなんて
到底思えないんですけど~~~~~~???」

トラレ
「Tips! この2人は特別仲が悪いわ」

セヴェンタ
「くくく、私に答えられない願いなどありはしない。
どこぞの中途半端とは違い、私は強く、強く、そして強い!!」

ルジェ
「全部パワーしか言ってねぇのよ骨の髄まで筋肉しやがって!!」

セヴェンタ
「さあ魔女様、願いとやらを聞こうではないか。
何、どんと構えてくれて構わないぞ。私に答えられない願いなどないからな!」

トラレ
「大人になるってどういうこと?」

セヴェンタ
「ほう、大人とな」

ルジェ
「この難問、あんたなんかに解けるかしら?」

>セヴェンタ
「ふっ、なに。大人になるということがどういうことか、だろう?」

セヴェンタ
「実に簡単な問題だな。そんなもの――」

セヴェンタ
「加齢すれば大人だ!!」

トラレ
「いやーーーーーー!!
私セヴェンタと考え方がまるきり一緒だったーーーーー!!」

セヴェンタ
「嫌なのか!?!?」

ルジェ
「嫌でしょ」