Chapter02-02

記録者: フェルヴァリオ (ENo. 64)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-30 04:00:00

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「ふ~ん、君はそう考えるんだね」

あなたの回答を聞いて、頭を左右にこてん、こてんと揺らす。
メトロノームのように規則正しく、しかし気ままに。
しばらく考えた後、ぱっと何かを思いついたように指を立てた。

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「じゃあさ、次々!
 君はさ、自分自身の事をどれぐらい信用してる?

さっきのトイカケはどこへやら。
話題が飛んだように見えて、きっと彼の中では自然な転調なのだ。

──あなたは、あなた自身をどれだけ信用できていますか?

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「あは、僕は勿論信じてるよ~!
 だって僕は導き手だよ?新しい曲にみんなを会わせるのが僕の役目だもの」

少年は胸元の笛を軽く叩き、誇らしげに微笑む。
音は鳴っていないのに、そこに確かな響きがあるように感じられる。

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「それが自分のやる事すら信じられてなかったら
 なにもかもおしまいだし、一小節だって進めない!
 みんなのためになるって僕が信じてるから──僕は笛を吹けるんだ」

その言葉は軽い。なのに、妙に重い。
信じることは、約束ではなく、覚悟なのだと突きつけるみたいに。

──鮮やかな瞳があなたに問い掛ける。
Answer
境界の向こうの少年は、
フェルヴァリオが言い終えるのを待つ間もなく、
軽やかに音階を変えるように──話題を跳ねさせた。

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「じゃあさ、次々!」

横笛を指先でくるりと回し、
まるで自然な“転調”のように問いが続く。

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「君はさ、自分自身のことをどのくらい信用してる?」

本当に、息をするみたいに質問を重ねてくる。
思考の流れが音楽でできているような少年だった。

フェルヴァリオは、薬草をさらに潰しながら
適当な相槌を打とうとして──
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「ふえっくしょん!」

突然のくしゃみに、薬草の粉が少し舞った。

少年はぱちくりと目を丸くする。
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「えっ、なに?」

フェルヴァリオは鼻を押さえながら、
完全に聴き流し半ばで、あまり考えずに答える。

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「あー……まあ、
人間からお金取れるくらいには、信用してもらってる。」

どこまでが質問の答えで、どこまでが愚痴なのかも曖昧だ。

適当で、素っ気なくて、でも妙にフェルヴァリオらしい返事。

境界の向こうの少年は、
小首をかしげながら、それをじっと聴いていた。
その瞳に、また何か次の“音”が浮かび上がる予兆がある。

今にも、また別の質問が飛び出しそうだった。