
「最後の質問? うちの価値? えぇ、なんだろう? うちの価値、なかったらやだけど、あるとしたらなんでか聞かれたら全然思いつかないな〜」

「キューさんは難しい事ばっかり聞くね〜。うちの価値、なんだろうな?」
意地悪そうに瞳を細めて考える。ふと艷やかなレンズを見つめ返した。

「キューさんはキューさん自身に価値があると思う? ……答えてくれない感じか〜。」
呆れつつも分かっていたように落胆する様子もなく一つゆっくり瞬きをして考える。

「うちの価値があるとしたら、それは街ちゃんが少しでも楽しく夏を過ごすため、かもね。街ちゃんにとって嫌なことが多い夏も、うちが夏を楽しんでれば、そのときちょっとだけでも一緒に楽しめてほしい。そういう価値があったら嬉しいかもね」