Record

記録者: 白埜シンフゥ (ENo. 130)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-30 04:00:00

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〇(回想)白い空間
   椅子の前で棒立ちする、白埜シラノシンフゥ(150)。


 13日に縁がある。
 何せ齢も150を超え、どういった縁だったかもはや覚えていないが、
 それでも微かに残る程度には色褪せた縁がある。

 しかし此処には、暦も、文字も、色もない。
 数えるならば、椅子が1脚。
 そして、1人の男が、己。

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(……何ぞここ)


 此処は何処かと動転する前に、ぼんやりと脳裏に浮かんだのは“13”だった。といっても特に脈絡なく天啓が降りるのは己にとって平時の事だ。まあ、いつかはどこかに繋がるのだろう。

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(また知らん間に取っ掴まったんじゃろなァ)


 中途半端に長命な身は、何かと手を出しやすく、面白おかしく弄りやすいらしい。見知らぬ地に連れ攫われることも、まあ、ままある。
 ぐるりと見渡すまでもなく何もない四方を一瞥し、ふむと一呼吸置いた。

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ジジイは座らせてもらおかの。
どっこいしょ。


 さすがに慄き飽きた半鬼半人生、大人しく図太くがモットーである。



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(回想終わり)