Chapter01-Fin

記録者: シブキ・ノスタルジア (ENo. 178)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-27 04:00:00

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「……回答を確認しました」


観察者は淡々と処理を続けているように見えるが、
どこかそれは“耳を傾けている”仕草にも似ていた。

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「当機の観測は、これにて終了します。
 記録は保存され、分析は後続機へ引き継がれます」


レンズがわずかに光を収束させ、あなたを見据える。
無機質なガラスに感情は映らない、
ただそれは淡々と観測を続ける機械でしかない。ずっと。

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「あなたが何者であるか──その定義は、あなた自身が決めるものです。
 当機はただ、それを観測したという事実のみを残します」


──そうして白い部屋がじんわりと、輪郭を失っていく。
まるで夢から醒めるように。


──そう。きっとこれは夢だった。


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「……観察対象。これにて接続を断ちます」



ガラス玉のような声が、虚空の中で響いていた。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
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「あっそ
お仕事ご苦労さん」

歪む視界、薄れゆく白い部屋
嗚呼、此れで終わるのだと漠然ながら理解する頭は酷く冷静であった

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「両親に先立たれ妹も救えず……クソみてぇな人生じゃあったけどよ
クソな事ばかりでなかったのも事実としてあンだよな……
なあ…もしも生まれ変わるような事があれば―――」

また兄妹として過ごしたいもんだな、ヤエ
そうして旅人であり薬師でもあった森人は姿を消した
これから彼はこの夢のような世界はおろか何処にも現れることはないだろう

彼は大事な者の元へと旅立ったのだから

〜Fin〜