Record

記録者: シブキ・ノスタルジア (ENo. 178)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-27 04:00:00

シブキの過去
シブキには病床に伏せている妹が居た
両親が他界してからは唯一の肉親であった
シブキは妹の為にと医者に妹を任せ
病を治すための薬草を取りに旅に出た
その旅の末に薬草得たシブキは家に帰った
此れならきっと妹を治せると
しかし現実は残酷で家に帰った時には妹はもう力尽きていた
医者は悔しげに、悲しげにシブキにこう言った
『後、少し到着が早ければもしかしたら・・・』

其れからシブキは『己の最期を何かしらのカタチで飾ろうとしていた・・



シブキのそれから
ある世界にて魔王とやらの企みを阻止の一端を担い平和になったという
そんな世界を見届けた彼はその世界を去った
故郷にある家の近くに埋葬された亡き妹の墓に供えるために集めた葉っぱや土産、そして
妹の元へ向かう為の『甘美な赤い毒りんご』を1つ携えて―――
・・・後に
故郷の者達が妹の墓石に寄りかかり一口齧った毒りんごを手に冷たくなっていた彼を発見したという
その時の彼は毒りんごの効果なのかそれとも人生を終え妹の元に向かえると思っていたからなのか
顔を綻ばせていて表情はとても穏やかなものであったそうな

〜Fin〜