
「あはは、また難しい質問するんだね」
価値、価値かぁ……なんて、少し俯き加減でぽつりぽつりと呟いて。
頭を傾げてみたり、真っ白い部屋の天井を見上げてみたり。

「私自身の価値を示せと言うならば、私の国ではさぞかし価値のある存在でしょう。
母は大国の女王ですから。
政治的に使える存在……それも一つの私の価値」

「なーんて真面目なお話しちゃった!
ふるるはこーんなに可愛いんだから、それだけで十分じゃないかなっ!」

「でも、ふるるは自分にはこれだけの価値があるよって思うより。
誰かに君はこれだけの価値があるって認めてもらえる方が嬉しいかな」
自分が石ころなのかダイヤモンドなのか。
それは本当の自分を見つけてくれた人が決めればいい。
そんなお伽噺をまだ夢見てる。