
「続けないでくだひゃい!!」

「あぅぅ……それに、聞こえてないって本当ですかぁ…?」

「じゃ、じゃあ、この質問に答えたところで出してもらえる訳じゃないかもしれないんですか…?」

「じゃあじゃあ、ど、どうすれば…?!どうするのが正解なんです゛か゛ぁ゛…?!」
【数分間、泣き声】

「はぅぅ…」

「答えるしかできることはないみたいですねぇ……」

「あぅ…お答えいたします。アンドロイド様のお望みなら…」

「当羽の街には人間界のように時間というものは存在しません」

「死後の世界ですから…」

「主が当羽も含めた天使たちのためにお作りになられた街」

「安寧秩序都市アンゼポリス」

「人間は死後、魂だけとなれば天使によってその都市まで導かれます」

「主によってその魂の重さの裁決が降る時間まで、その都市で天使から施しを受けるために」

「天使は人間のためのものですから」

「死後、何もかもを失った魂を癒すことで安寧を与えながら、自身の存在を思い出させるための施しを行う」

「主の裁定を静かに行えるように」

「朝も夜もなく、人が死に辿り着けば、天使は安寧のために働き続けます。交代で休んではいますが…」

「休みの日は…人間のように娯楽を楽しむことはありません」

「天使には天使の娯楽がありますから、そちらを楽しむ天使。また、ただ羽を休めるだけの天使もいます」

「それが天使たちの普通ですぅ」

「……」

「近代においては…当羽のように、一部の天使は人間界に降り立つことや、魂の導き・平定以外の仕事を持つ天使もいます」

「当羽のように」

「ただ、これは天使の普通から外れます」

「以上が回答となります」