
「ありがとう」
「普通、か…それで言うと恐らく僕は普通ではない。だが、僕が思う普通でいいなら話してみよう」
少し考えた後にそんな前置きから話し始める。

「普通の僕ぐらいの歳は基本的に学業だ。歳でいうと16から18…高校っていうのに通うことが多い。僕みたいな戦いに長けた奴、何か技術的に訓練している人はそれに打ち込むこともある」

「大抵の大人は決められた時間に働いて、昼間の人は昼、夜の人は夜。大抵は大陸の生活を回すために働くのだろう」

「例えば、魔法や異能で成しえる人助けだったり、何も考えないと気付かないような些細でかつ重要なことをしたり」

「そうだ、そういう異界もあるらしいから話しておくと、僕の世界は魔法や異能が生活に根付いている。そういう前提の普通も恐らく存在するはずだ」

「具体的に何がどうだからとか言われても実感はないな」
やや無責任に締め括った。

「そっちの話になさそうな点に触れるなら移動手段にはモンスター、魔獣と呼ばれる存在も時折使われる。ペガサスが空を駆けて長距離高速移動に使われる」

「後は箒か?魔術の元祖の風習に則っているらしい。理論上、他の道具でも移動には使えるらしい。ただ、魔力を使いすぎるとか、なんとか効率?を求めると移動用の箒に機械を装着させる人も居る。少ない力で素早くだったり、長く移動できるようにするらしい 」
そういう常識の、そういう世界の住人。
魔物や魔法、科学や異能と共存する世界の住人は語った。
ただの受け売りで詳しくないので「らしい」が多用されている。