そのトイカケは簡単だった。
前もって与えられたトイカケたちがそのまま答えになる。

「正しさを知らないのに、自分が正しいってどう証明できるの?
自分を信じられないのに、どうやって自分の正しさを信じるの?
ボクはいま正しく答えられてるかな?それとも、ここにいることが正しくない?」
羽を広げてくるりくる。踊るように語るのは、それこそ言葉そのままの蝙蝠人間。
白黒すら曖昧にして生きるモノ。

「ボクはいつだって正しい側にいようとする。それが数秒前は正しくなかったとしてもね!
だからボクは正しいし、正しくない。それでもボクは迷わない」

「だって正しくなくたって、それ自体で死ぬことはないもんね。
正しい正しくないってそこまで大事じゃないよ」
それがこの"
人外"にとっての答え。