その言葉を聞いて、にこりとコウモリが微笑んだ。
うんうん、わかるよ。ひとはひとを導くことができる。
天国にだって地獄にだって。

「キミも導き手なんだね!ボクたちもそうだよ。
けど、ボクはボクを信じてない。だって今さっき生まれたばっかりだもん」

「信用は積み重ねるものだから、ね。
まっさら無垢なキャンバスなんて、信用に値しないよね?」
その言葉に時を紡いだ重みはないから、諸説あるのだろうね。
このコウモリの中ではそうというだけ。

「でも。誰かの望みを追いかけ続けたら、そのうち自分だって見つけられるし……
自分を信用していなくたって、誰かの願いを叶えることはできるよ」
だから歩みは止めない。止められない。
そこにある願いに、ユメに向かって歩み続けるしかない。