【閑話 周辺人物について】
【シャルロッテ・セラリスティア】

「色々なことを、知りたいのだわ!」
シャルティオ・アンディルーヴの妻。
アンディルーヴ魔導王国王妃に当たる人物。
隣国セランの末の姫で、政略結婚で嫁いできた。
特殊な性質のある光魔法と、
訓練中の人形魔法の才を持つ。
光模様の瞳が特徴的。
彼女の光輝の力は、
彼女が無垢であればあるほど強くなる。
かつての彼女はその力を利用する為、
兄王によって部屋の中に閉じ込められていた。
必要な時だけ目隠し付きで外に連れ出され、
本人が理解出来ぬままに殺しの道具にされていた。
一番目の姉によって様々なことを教わり、
真実を知った姫は、もう無垢ではないけれど。

「無知なることは、罪なのです」
この光が弱まっても構わない。
無知が故にまた、罪を重ねるぐらいなら!
姉の手で鳥籠から出られたお姫様は、
様々なことを知りたいと願ったのです。
◇
そんな姉は、人形使の姉は、
咲き誇る謎の薔薇に蝕まれて、
シャルロッテの目の前で衰弱死した。
「置いていかないで」
悲痛な願いは、叶うことがなく。
失意の底で、姉と同じ人形使の才に目覚めて。
少女の時間は再び、動き出すのだ。

「──シャル!」
光輝の姫は、革命王の隣。
いつかまた置いて逝かれるのだとしても。
たくさんの喜びを、悲しみを、
全てを、共に分かち合いましょう。