Chapter07-02

記録者: シャルティオ (ENo. 14)
Version: 1 | 確定日時: 2026-02-22 04:00:00

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あなたの答えを聞くと、
魔女は「まあ!」と大げさに肩を揺らしてみせた。

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「へぇ~~~~!!
 とっても興味深いわ~!!」

リアクションとしてはオーバーすぎるとも感じるだろう、
楽しそうに笑うその顔の本心を窺うのは難しい。
魔女は指先で空をなぞるような仕草をしながら、
あなたの言葉を数度反芻してから頷いた。

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「ウフフ!好きなモノって改めて訊かれると難しいわね?
 ワタシも答えたいと思ったけど、全然ひとつに決められないわ!」

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「集めて来た『仮面』たちもみーんな愛おしいし、
 それに連なるモノたちだってとっても大切よ!
 拾って来た子たちだってとっても可愛い子だし~~!」

指を伸ばして数えながら
くすくすと笑うその声は軽やかだ。
まるで深い意味など無さそうにも見える。

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「じゃあ次は、特技とかはどーお?」

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「得意なことでもいいし、
 昔よくやってたことでもいいわ~。
 誰かに褒められた事があるやつとかね!」

まるで悪意も害意も感じさせないのに、
まなざしだけは何かを狙っているようにも見えて来る。
他愛もない問いから、何かを探しているようにも感じられるだろう。

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「上手じゃなくてもいいのよ?
 出来る“つもり”でも大歓迎~~!!」


──あなたの特技、または「これなら出来る」と思うことは何ですか?
Answer
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「………………」

 仮面を集めることに何か意味があるのか等、
 問いたいことは色々とあったが、
 今はとりあえず沈黙を返した。

 さて、次なるトイカケは。

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「特技……………………」

 無難なのが浮かばないな。
 かつて得意だったナイフの扱いも、
 右腕が麻痺した今は、はてさて。

 さて、どうしたものかと思考。
 別に真実を言う必要もないのだが、
 嘘はあまり言いたくないのだ。

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「………………」
「……まぁ、ちょっとした戦闘ぐらいなら」

 そう、答えることにした。

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「私は特別な立場の人間でね。
 命を狙われることも珍しくはない」

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「生き残り続ける為には、
 多少の武術の腕は必要だろう?」

 あの闘技の世界で
 それなりの戦績を残したこともあったこと、
 思い返していた…………。