【閑話 周辺人物について】
【アルカ・ルゥ】

「どーも。迫害されし異民族の、
しがない薬師、ってなァ!」
シャルティオ・アンディルーヴの従者。側近。
薬師の役割を担っている。
キィランよりも表に出てこない。
隠密のようなこともする。
白い髪と赤い瞳は、特別な一族
「イデュールの民」の証。
常にフードを被っているのは、
己のその外見を隠す意味があるらしい。
彼女の故郷は、謎の理由で滅びている。
彼女は唯一の生き残りらしいが、
里の滅びに関しては、頑として語ろうとはしない。
身に付けている黄昏色のリボンは、
彼女が所属していた“一団”を示すもの。
薬師である以上、人々を癒すのが役割だが。
助からないと判断した、その時は。

「アタシは黄昏を悪としない」

「世の中にゃ、
黄昏でしか救えねーものも、
あるんだよ」
◇
基本的に粗野口調。
一応、敬語もちゃんと話せるが、
王と民が揃っている状況など、
限られた場合にしか使わない。
それを傲岸不遜と呼んで、遠ざける者もいる。
彼女は相手が王といえど、物怖じしない。

「アタシゃ逸れモンなんだ。
今更、さらに誰かに嫌われたところで?
痛むものも失うものも何もねーよ!」
王に堂々と意見の出来る、貴重な存在。
彼女は、言葉に遠慮がない。