【閑話 周辺人物について】
【キィラン・リリィス】

「単なる従者に御座います!」
シャルティオ・アンディルーヴの従者。
シャルティオ王の一番の側近。
青と金、特別な色の瞳と、
魔法破壊の力を持っている。
かつての彼は、シャルティオの兄、
フェンドリーゼに拾われ仕えていた。
そのフェンドリーゼはシャルティオの為に
大罪を犯して歴史の表舞台から消えたが、
その前にキィランをシャルティオの従者にしている。
スラムで朽ち果てるだけの望まれない星に、
貴方様が意味をくれたのです。
キィランが心から慕うのはフェンドリーゼだが、
シャルティオの治世に希望を抱いている。
痛みを知る王ならば、我が君ならば、きっと。

「今後、私は、シャル様のご子息にも
仕えることになるやも
知れませんが…………」

「私の“王”は、
シャル様ただひとりに御座います!」
◇
常は飄々としているが、
それは“従者”としての仮面の姿。
スラムで生まれ育った彼の、
本来の性格と口調は粗野で粗暴。
主人の前では良い子の振りしているので見せないが、
スラム時代に拾ったフェンドリーゼは、
その内面をよく知っているようだ。
自身に踏み込まれることを嫌う。
“そんなこと”よりも主人を優先して欲しい。
傷だらけの内面なんて、誰も知らずとも構わない。

「だって私、従者ですから〜」
にこにこへらり、笑って、笑って。
主人の影で、生きましょう!