
「んー……」

「おや、どうシたのでスかナツキ様?何やら浮かない顔をサれていまスが」

「……ああ、ロミネか。
それがさぁ、ダチと連絡取れなくなっちまってさ」

「音信不通なのでスか」

「送ったメッセージもいつまで経っても既読にならねーし、電話も通じないんだよなー」

「ソれは大変でス。警察に相談シた方がいいのでは?」

「いや、アイツの事だからどうせまた料金未払いでスマホの通信停められてるだけだと思うんだよな。
でもなーんか胸騒ぎがしてさぁ。夜しか寝れねーんだわ」
――冬馬ノボル。過去の職場の同僚で、あたしの
男友達の一人。
数日前から連絡が取れなくなって、ちょっと心配になっていた。
家に行こうにも家賃滞納で追い出されてアパートを転々としてたりその時の仕事によっては寮に入ってたりする奴だから今はどこに住んでいるか知らないっていう。
まあ、ノボルに連絡がつかなくなるのはこれが初めてじゃないんだけど。

「寝れてるじゃないでスか」

「そうなんだけど。アイツもアイツで訳アリな奴だからなぁ。
まあ、タフな野郎だから大丈夫だとは思うんだけどさ」

「ナツキ様のお友達ならソんな感じがシまスね。類は友を呼ぶと言うか」

「オイどういう意味だそれ」

「いえ、もちろん良い意味で、でスよ!『タフ』って部分!」

「なら許した」

「お友達、無事だといいでスね」

「……そうだな」