
「お邪魔しますの。また来ましたわ〜」
めちゃくちゃ呑気な猫シスターが来て(よじ登って)座る。
今回は問いかける側だ。

「わたくし、貴方様に聞きたいことがありまして。
それが強かったのか、寝てる間にここへ来てしまったようですわ」
あくまでも彼女の想像である。

「貴方様には、においは分かるのかしら?」

「お鼻が見当たりませんから、匂いや香りが感じられるだろうかと思いましたの」

「匂いや香りが分かるならどんなのがお好きかしら?
もし分からなかったら、どんな匂いや香りを感じたいのか教えてくださいまし」

「……あっ、わたくし?」

「焼いている最中の、魚の香ばしい香りが大好きですわ〜」
やはり単純な猫であった。