Chapter04-04

記録者: 新庄 瞳 (ENo. 201)
Version: 1 | 確定日時: 2026-01-04 04:00:00

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「……なるほど」

そういう考え方もあるのかも知れません、と
魔女の弟子は得心が行ったように目元を緩めて。

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「……でも、そうなると──
 この部屋が“何のためにあるか”よりも、ひとつ気になる事が出てきます」

目を上げる。その瞳はどこか試すようで、同時に怯えも混じっていた。

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「僕たち二人が、どうして“選ばれた”のか。」

少し居心地悪そうに、しかし正面からあなたを見つめていた。

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「僕は……分かりやすい理由があります。
 魔女の弟子で、“余白”とか“境界”に関する魔術に関わってますし。
 こういう現象に巻き込まれることも、まあ……そういう縁も有り得るかな、と」

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「でも、あなたは……どうなんでしょう?」

魔女の弟子は言葉を選ぶようにして続ける。

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「失礼な意味じゃないんですが……
 あなたが“ここに呼ばれる理由”って、なんだと思いますか?

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「性質? 心? 世界線の違い?
 ……あるいは“誰か”との縁? 波長?」


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「──あなた自身は、どう感じますか?
 この部屋は“あなた”をなぜ呼んだんでしょう


──あなたは何故この部屋に呼ばれたと思いますか?
Answer
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「私が…ここに呼ばれる…理由…?」

また、思考を遮るようにされた質問に、私は今までを思い返してみる。あの人やこの人の共通点なんかを考えてみる。でも、何か引っかかるような共通点なんかがあるわけでもなく。
ただ、適当に目に止まったヤツを連れ込んだような、そんな気がして。

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ひとみん
「色々考えてるところ悪いんだけどさ。…多分、たまたまだよ。あたしも、アンタも。」

だって、実際君と私にもなんの共通点もない。
探すなら小さいぐらいだけど…今まで出会った人は別に小さい人だけではなかったし。
君みたいな聡明な人も多かったが、あの子は違ったし、
そもそも、人間じゃないのも紛れていた。

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ひとみん
「自分が特別、とかさ、関係ある、とか思ってたかもしれないけど…あたしここにくるの1回目じゃないし。それに、君側の人も何人かと会ってきたけど。そんな、これと言って共通点もない。だから…」

あんまり言わない方がいいかな、なんて思っていたけど、遠慮していては相手には伝わらない。
とりあえず、思い切って思っていたこと全部をぶつけてみる。
彼は、思ったこと言っちゃってもあまり怒らないようだったし。

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ひとみん
「私も、君も。たまたまでしかない。偶然の巡り合わせでしかないと思う。私がなんでこんな、何回も呼ばれているかは…もちろんわからない。これと言って現実で何かあったわけでも___」

いいや、あるには、あったんだ。大きな転換点が。

同じ白い部屋での問答。泣き叫ぶ声。

……本当に、あの選択で。私はよかったんだろうか…?

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ひとみん
「__ないからね。」