あなたの答えを聞くと、
魔女は「まあ!」と大げさに肩を揺らしてみせた。

「へぇ~~~~!!
とっても興味深いわ~!!」
リアクションとしてはオーバーすぎるとも感じるだろう、
楽しそうに笑うその顔の本心を窺うのは難しい。
魔女は指先で空をなぞるような仕草をしながら、
あなたの言葉を数度反芻してから頷いた。

「ウフフ!好きなモノって改めて訊かれると難しいわね?
ワタシも答えたいと思ったけど、全然ひとつに決められないわ!」

「集めて来た『仮面』たちもみーんな愛おしいし、
それに連なるモノたちだってとっても大切よ!
拾って来た子たちだってとっても可愛い子だし~~!」
指を伸ばして数えながら
くすくすと笑うその声は軽やかだ。
まるで深い意味など無さそうにも見える。

「じゃあ次は、特技とかはどーお?」

「得意なことでもいいし、
昔よくやってたことでもいいわ~。
誰かに褒められた事があるやつとかね!」
まるで悪意も害意も感じさせないのに、
まなざしだけは何かを狙っているようにも見えて来る。
他愛もない問いから、何かを探しているようにも感じられるだろう。

「上手じゃなくてもいいのよ?
出来る“つもり”でも大歓迎~~!!」
──あなたの特技、または「これなら出来る」と思うことは何ですか?