Chapter07-04

記録者: フェルヴァリオ (ENo. 64)
Version: 1 | 確定日時: 2026-01-04 04:00:00

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あなたの答えが空気に溶けると、
魔女は帽子の先を揺らしながら、ふんふん、と大げさに頷いた。

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「暇な時間って、“余白”みたいなものなのよねぇ~」

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「やることが無い時にこそ、
 ほんとの願望ってぽろっと出ちゃうものだったりして~?」

なんてことを疑問形で、わざわざ大きな声で宣った魔女は、
まるで何かを手繰るように自らの手を緩く握る。
──糸を引くような動きだ。

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「じゃあじゃあ次は~~」

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「リオちゃんの“夢”って、なぁに?」

じ、と仮面の向こうの視線があなたに留まる。
まるでそれが彼女にとっての本題のように。
──言葉の調子は、今までの雑談の通りであるのに。

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「あ、夜に見る方じゃなくて将来こうなりたい!みたいな方の夢よ~!!」

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「叶うとか叶わないとか、今はどーでもいいの!
 どんなおっきい夢だって構わないわ~~!」


──あなたの夢は何ですか?
Answer
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「暇な時間って、“余白”みたいなものなのよねぇ~」
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「やることが無い時にこそねぇ
 ほんとの願望が、ぽろっと零れちゃうものだったりして」

 三角帽子の先が、ゆらりと揺れる。
 なんてことを疑問形で、わざわざ大きな声で宣った魔女は、
 まるで何かを手繰るように自らの手を緩く握る。
 ──糸を引くような動きだ。

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「じゃあじゃあ次は~~」
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「リオちゃんの夢って、なぁに?」
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「あ、夜に見る方じゃなくて将来こうなりたい!みたいな方の夢よ~!!」

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「夢……?」

 ほんの少し考え込んでから、苦く笑う。
 ごまかすように、肩がすっと上がった。

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「うーん……今は小さい工房だけどさ」
「ちょっと……出張版、みたいなの欲しいかも」

 指で空中に四角を描く。

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「街にも一個。二号店、みたいな……」

 自分で言って、首を傾げる。

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「……いや、夢っていうより、
 兄貴の店の隣に置きたいってだけかも。業務連携してたら便利だし。
 宝石の加工と錬金、行き来できたら効率いいし」

 言い訳めいた言葉が次々と出てくる。
 つれて、話す速さも増していった。

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「どうだろうね。すぐ叶えられそうで……。小さい夢かも」