Chapter07-03

記録者: フェルヴァリオ (ENo. 64)
Version: 1 | 確定日時: 2026-01-04 04:00:00

クリックで開閉
icon
「ふぅん!あなたって
 そういうコなのねぇ~~~!」

あなたの答えを聞き終えると、
仮面の魔女は満足そうに椅子の上で体を揺らす。
そしてぱちぱち!とわざとらしい拍手をひとつ。
丈の長いマントが、風も無いのにふわりとたなびいていた。

icon
「得意な事ってあると嬉しいわよね~!
 ちゃんと自分の芯が持てるみたいな?自信みたいな?になるし!」

icon
「でもね~~、得意なことってずっと使ってると
 疲れちゃうから~~」

魔女は脚をぶらぶら揺らしながら、
まるで友達と雑談するみたいな調子で問いを投げた。

icon
「だから今日はもっと軽いやつ!
 頭も血も使わないやつにしましょ~!

 リオちゃんは暇な時って何してるの?


──あなたは暇な時、何をしていますか?
Answer

「得意なことがあると嬉しいわよね〜〜〜」
「ちゃんと自分の芯が持てるみたいな? 自信みたいな? になるし」

「でもね~~、得意なことってずっと使ってると疲れちゃうから~~」

「だから今日はもっと軽いやつ!
 頭も血も使わないやつにしましょ~!
 リオちゃんは暇な時って何してるの?」

「えっ……」

 問いを受けた瞬間、思考が追いつかない。
 胸の内に答えはあるのに、声だけが出てこなかった。

「……これも、また錬金術」

 自分でも可笑しくなったのか、視線を逸らしながら続ける。

「暇な時は、ほとんど依頼の品を作ってるか」
「そのための準備してたり」

 指を折る仕草を繰り返し、眉を寄せる。
 答えを探す時間が、必要だった。

「材料の選別とか」
「保存状態の確認とか」
「前に作った配合の書き直しとか」

 即答は避け、思考を巡らせる。
 準備が整ってから、ようやく返事をする。

「細かいこと……かな」
「手を動かしてないと、落ち着かないだけ」
「考え事すると、余計なところまで考えちゃうし」