Chapter07-01

記録者: フェルヴァリオ (ENo. 64)
Version: 1 | 確定日時: 2026-01-04 04:00:00

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あなたがふと気が付けば、真っ白な部屋に居た。
そこには椅子がひとつ置いてあるだけで、他に何もない。

いつも通りあなたが椅子に座ると、向かいに人の姿が現れる。
真っ先に目についたのは大きな三角帽子だろう、
地味なローブに黒い三角帽子をかぶった人物が座っている。
白い仮面をしているその人は、あなたの姿を認めてはにっこりと笑顔を浮かべた。

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「あらあらあら~~~!あなたも此処に呼ばれたの?
 フフ!不思議な縁ね~~!とっても面白いわ~~!!」

……見た目からして恐らく魔女なのだろうその人は
コロコロと楽しそうに笑って、それからわざとらしく口元に手を当てた。

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「あらやだワタシったら、名乗りもしないでごめんなさいね!
 ワタシは『仮面』の魔女って呼ばれてるの。あなたは?」

あなたから名を聴いてか、
……聞かずとも、ちらとどこかに向いた視線が次の言葉を零す。

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「リオちゃん?よろしくね~~!!」

人懐こく陽気な魔女、のようであるが
顔が仮面に隠されているせいだろうか、
どことなく胡散臭い感じをあなたは感じ取っても良いだろう。
今までの問い手とは質が違い、つまびらかに話していい相手かどうか
疑わしく感じる可能性もあるだろう。

あなたは問いに答えずに念じればきっとあるべき所に戻れよう。
ただもし──問いに答えねば戻れないと思うのなら、
信はさておき好奇心が勝るのなら、答えることも出来よう。

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「なんだかとってもあなたとお話してみたい気分なの!
 ウフフ~、答えてくれる?」

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リオちゃんの趣味とか好きなモノってなぁに~?


──あなたの趣味や好きな物は何ですか?
Answer
 白い。
 どこまでも白い部屋。

 椅子がひとつ置いてあるだけで、他に何もない。
 フェルヴァリオが腰を下ろすと、向かいに人の姿が現れる。

 大きな三角帽子。
 地味なローブ。
 白い仮面。

 仮面の下は見えないのに、にっこり笑っているのが、なぜかわかる。

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「あらあらあら~~~!あなたも此処に呼ばれたの?
 フフ!不思議な縁ね~~!とっても面白いわ~~!!」

 ……見た目からして恐らく魔女なのだろう。
 コロコロと楽しそうに笑って、それからわざとらしく口元に手を当てた。

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「あらやだワタシったら、名乗りもしないでごめんなさいね!
 ワタシは『仮面』の魔女って呼ばれてるの。あなたは?」

 
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「名を……フェルヴァリオ。
 よろしく、でいいのかな」


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「リオちゃん?よろしくね~~!!」
 
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「なんだかとってもあなたとお話してみたい気分なの!ウフフ~、答えてくれる?」

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「リオちゃんの趣味とか好きなモノってなぁに~?」

フェルヴァリオは、言葉に詰まる。

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(うっ……このテンション……
 でも、悪意は……なさそう?)

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「趣味は……錬金術。
 好きなものも……錬金術?」

 視線を少し逸らしながら考え、首をかしげる。

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「いや、仕事でもあるし
 依頼を趣味では……しないな。」

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「うーん……」

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「……フラスコを火にかけて 
 コトコトやりながら、手順を確認してる時間。」

少し考えてから、ぽつり。
仮面の魔女は、ぱっと手を叩いた。