TOIKAKE

記録者: ダミアン・ガルーナ (ENo. 145)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-31 04:00:00

to ask
すっかり慣れた白い部屋。少しいつもと違う空気を感じて首を傾げる。
そのままイスに腰掛けて、向かいに現れた人影に声を上げて驚くだろう。

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「うわっ、びっくりした! あ、これが黒いとか、はっきり見えないとか、そういうこと?」

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「あっ、もし驚かせたらごめんね? 俺の方からキミの姿も声もはっきり見えないし聞こえないから、めっちゃびっくりしちゃってさ」

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「あ、俺はダミアンっていうんだ。よろしくね。君の名前も聞きたいけど、聞こえるかなぁ?」

こちらに響いてきたのはノイズ混じりの返答かも知れない。
聞き分けることが出来ないだろうそれに困った表情をうかべて、言葉を続ける。

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「うーん、やっぱりはっきりは聞こえないな。ごめんね、もしもう会ってて知ってる子だったら。」

ペコっと深く頭を下げるだろう。そしてすぐ顔を上げて考える。

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「なるほど、こっち側だから今度は俺が聞いて良いのかぁ。何が良いかな? 」


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「うーん、意外といざ聞きたいこと考えるのって難しいねぇ。じゃあ、軽いやつにしよう」

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「キミの好きな食べ物教えて?」

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「もしかしたら、俺のとこには無いものかも知れないから、形とか匂いとか味とかも教えてくれたらうれしいな」

もし、そこに行けたら俺も食べてみたーい! と楽しそうに笑うだろう。
Answer
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「……何だか前回と様子が違う……」

あなたが椅子に座り話しかけた時、魔女の弟子は一人そんな言葉を零していた。
きっと今までのあなたと同じように、回答側からは質問側がしっかり見えているのだろう。
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「ダミアンさん、ですね。
 前にもお名前をお伺いしたような気はします。
 確か魔法使いさんだとか……。

 今回は僕からははっきり見えますし……
 そうですね、あなたが問う側なのでしょうね」

やや緊張した面持ちで息を吐き、背筋を正しては
回答者として質問を待ち………………、
あ、そういう質問?と少し肩の力が抜けたのだろう。

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「僕の好きな食べ物……ですか。
 基本的に好き嫌いはしないんですが、そうですね……」

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「たまに師匠が作ってくれる魚のパイ……ですかね?
 見た目は少しイカついんですけれども、
 食べてみるとほろっとした白身魚が入っていて……優しい味がするんですよ」


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「さんざん振り回されて僕がヘトヘトになった時ぐらいにしか
 作ってもらえないんですがね……」

空腹というスパイスをふんだんに利用されている気もしますが、なんて
あなたに合わせるみたいに軽く笑っていた。