Chapter07-fin

記録者: 薄場心檻 (ENo. 146)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-31 04:00:00

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あなたの言葉を最後まで聴いて、
その魔女は口元の笑みをゆっくりと深めていた。
吊りあがった弧状はかえって不気味にも見えただろう。
それからぱっと目元も弧状を描き、
あなたが否定をせど肯定をせど、うんうんと頷いた。

ふ、と部屋の端が溶けて行くのが見える。
あなたはもう知っているだろう、
今回のトイカケはこれで終わりなのだと。
魔女もそれを察したのか、あなたにまた視線を戻してにっこり笑った。

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「ふふっ、今日は楽しかったわ~~!
 今日の事はしっかり覚えておくわね~~~!」

声は軽やかで、笑い声さえ含んでいるのに、どこか底知れぬ影を帯びている。
立ち上がろうと床に着けられる脚は、蜘蛛の足先のようでもあった。

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「またいつか、貰いに行くから────」


次の瞬間、魔女の姿は白い部屋の空気に溶けるように、ふわりと消えていた。
……あなたも気付けば元の場所に戻れるのだろう。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
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「うん、お疲れ様~。また……ん?」

終わりの気配に少しホッとして魔女を見送っていたが、最後消える瞬間に聞こえた響きの不穏さを感じて少し身構える。
しかし、もうその時には魔女の姿はない。

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「なんかわかんないけど、もしかしてもう会わない方が良いのかなぁ?」

そんな不安を胸に、部屋を後にしただろう。