Chapter07-04

記録者: 薄場心檻 (ENo. 146)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-31 04:00:00

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あなたの答えが空気に溶けると、
魔女は帽子の先を揺らしながら、ふんふん、と大げさに頷いた。

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「暇な時間って、“余白”みたいなものなのよねぇ~」

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「やることが無い時にこそ、
 ほんとの願望ってぽろっと出ちゃうものだったりして~?」

なんてことを疑問形で、わざわざ大きな声で宣った魔女は、
まるで何かを手繰るように自らの手を緩く握る。
──糸を引くような動きだ。

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「じゃあじゃあ次は~~」

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「心檻ちゃんの“夢”って、なぁに?」

じ、と仮面の向こうの視線があなたに留まる。
まるでそれが彼女にとっての本題のように。
──言葉の調子は、今までの雑談の通りであるのに。

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「あ、夜に見る方じゃなくて将来こうなりたい!みたいな方の夢よ~!!」

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「叶うとか叶わないとか、今はどーでもいいの!
 どんなおっきい夢だって構わないわ~~!」


──あなたの夢は何ですか?
Answer
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「暇な時間が余白? うーん、じゃあうちの願望って寝ることなの?」

全くピンとこない話に首をかしげ、なにか怪しげな魔女の仕草に警戒するように眉をひそめるだろう。
しかし、次の問いかけもありきたりなもので、拍子抜けしたように瞳を瞬く。

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「夢、それも将来の夢か~。なんだろ、今思いつかないな~」

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「今は街ちゃんとお母さんといられればそれでいいからなぁ」

思い描くには、形になるにはまだ遠い未来だった。