
「いいえ、私としたことが、つまらない話をしたわね」
戻ってきた夕日色がとろりと微笑む。
カランと響いた音に、まどろむように目を細めただろう。

「終わりを望んだら、あなたが与えてくれるのかしら。優しいのね」

「そうね、今はまだ、働かないと行けないわね。妹もいるから」

「あなたが優しい終わりをくれるなら、それもいいわね。ぜひお願いしたいわ」
柔らかく微笑み返し、そう口にするだろう。
視線を落とし、思考を深める。

「もしそうでは無くても、大切な人たちにおやすみと言って、ゆっくり眠れたら良いわね。妹を泣かせたくはないから、できるだけ安らかに」