
「あら、私の世界に興味があるの?良いわよ。私は外の世界という存在も認知しているからね。
私の世界は色んな種族が暮らしているわ。人間、獣人、魔物、魔族、吸血鬼、妖精……本当に色々ね。」
楽しそうにそう語って、すごい嬉しそうに笑顔を浮かべる。

「天使と死神が輪廻を回していてね、神様よりも上司なのよ、天使や死神が。ちょっと不思議かしら?
その世界だと、各々自分たちの過ごしをみんなしているわ。冒険者も居れば、学校に通う子も。
共存世界、ってみんな読んでるこの世界はね。とある一人の存在が今は特異点になっているの」
自らが住む世界を共存世界と語る吸血鬼は、そう伝えて表情を変える。

「聖女紅クルル。ただの一人の人間だった彼女は、今では聖女と呼ばれるほどに世界に影響力を持っているわ。
天使と死神。世界を司る存在を撃ち落とした存在としてね。……ああ、物理的な意味じゃないわよ?
世界を回す存在を、自身の虜にしてしまったの。本人は無自覚でね。だからこそ……凄い存在なのよ。
聖女は今、世界を真の意味で一つにするために飛び回っているわ。……ちょっと脱線しちゃったかしら。」
ごめんなさいね?と告げて、改めて目の前の存在に向き合う。

「貴方達の言う世界程、技術は進展していないわ。人々は魔法を使って過ごしている。技術よりも魔法が進化した世界ね。
七日が一週間として、平日休日の区切りはないわ。それぞれの業務によって異なるもの。
平均的なもので言えば……まあそちらと同じかしら。四日と三日の区切りよ。もちろん場合によって異なるけれどね」