
「やっぱり都合良すぎるかな? 墓守ちゃん、ホントはそんなことないって思ってない?」
肯定も否定もないことに不安を覚えたようで、おろおろと尋ねるだろう。
しかしバッサリと終わりを宣言されて否定を受けたような気がしたのかがっくりと肩を落としていただろう。

「いや、今の仕事じゃうっかり魔法生物にザックリ、とかペロリ、とかあり得るからさぁ、気をつけてるんだけどねぇ……」
歌うようにこぼす声に答えるでもなく、ぼそぼそと一人でいじけたようなことを呟いていただろう。
気付いたら部屋に広がっていた夜に、うつらうつらと眠りへ誘われるようだ。

「ああ、そうだねぇ。最後にまあいっか、って思って眠れたら良いよねぇ」
ゆるく微笑んだまま眠りに落ち、部屋をあとにしたようだ。