
「どういたしまして。考えたこと無かったけど、大事なことな気がするよ。だから俺も問いかけてくれてありがとう」
二カッと人懐っこい笑みを浮かべて、こちらもお礼を伝えるだろう。
墓守の役割を聞いて小さくへぇ、と相槌をうちながら、生きる意味を探す、と言ったのに月のような瞳を柔らげて微笑みを浮かべる。
最後の問いかけを聞いて、その微笑みを打ち消し、顎に拳を当てて考え込む。

「どんな風に終わりたい、かぁ? うわぁ難しいね。終わりを考えるの、ちょっと怖いもん」

「怖くないしあんまりみんなを悲しませないのがいいなぁ、老衰で眠るようにぽっくり、ってやつ? 最後大事な人に見守られて、っていうのはやっぱり理想だよね」

「それが出来たら苦労しないんだろうけど、それがいいなぁ。苦しくないのが良いなぁ」
情けなく笑いながらそういうだろう。