Chapter02-03

記録者: レーゼル (ENo. 74)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-14 04:00:00

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奇抜な色の羽織をひらりひら。
あなたの言葉を頷きながら聴いて、なるほど!なんて相槌を入れた。
少年にとってあなたの言葉は新鮮な音列なのだろう。
ありがとう!なんて言葉は程々に。また次のトイカケがあなたに振られた。

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「ねえねえ、君に訊きたいんだ。
 僕ってさ──いつも思うんだ。“正しいこと”って何なんだろうって?」

少年は笛を軽く指先でくるくる回し、空気に音の波を描くようにして言う。

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「だってさ、僕が吹く笛が誰かを笑顔にしたとき、
 それは“正しいこと”な感じがするでしょ?
 でも、もし誰かが嫌な気持ちになったら……それは“間違い”になるのかな?」


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「ね、君は──“正しい”ってなんだと思う?


──あなたは、何をもって“正しい”と判断しますか?

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「僕はさ、間違いなんてないと思うんだ。
 高い音も低い音も、速いテンポも遅いテンポも、全部必要で、
 楽しさも悲しさもぜーんぶ、大事なものなんだ!
 だから全部正しいって言えるんじゃないかなって」

見えない舞台の上で踊るように広げた両手。
世界のあらゆる感情を抱きしめるかのように、無邪気で貪欲だ。

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「たとえ誰かが“間違い”って言っても、
 そのせいで誰かが笑ったり泣いたり、変わるなら、
 それは正しいことになるんだ!」

少しだけ、笛の端がきらりと光った気がした。
正しさは、正解ではなく──変化そのものなのだと、少年は信じている。

少年は笛を胸に抱き、満足げに微笑んだ。

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「僕は“自分が正しい”と信じてる。だから誰かに間違ってると言われても気にならない!

 君はどう?周りの音は気にしちゃうタイプかな?
 それとも、君も自分の旋律を持っているのかな?
 ──君にとって“正しい”て何?」

Answer
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「僕も正解なんて無いって思ってる」

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「とある世界で出会った人が言ってたんだよね。
 『この世の善悪は所詮ヒトによって定められた事に過ぎない』って」

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「元居た世界ではモラルだの法律だのが有ってそれに従うのが正しくて反するのが間違い。
 そう言われてたけど結局それって人間界の、人間ヒトが決めたルールだよね」

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「なんか、ほとんどの世界で似たような感じでその世界独自のルールが有るんだよねぇ。
 まあそうじゃないと秩序を保てないんだろうしねー」

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「昆虫や動物から見たら人間ってきっと面倒くさくて変な事してるように見えてそう。
 知らないけど」

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「あ、でもだからって人殺しとか破壊行為とかはしないよ。
 なんだろうね、その辺りは僕にも罪悪感が有るっていうか」

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結局のところ元の世界のルールに縛られちゃってるのかな、僕も