Chapter01-04

記録者: プルメアリー・ハウライティア (ENo. 73)
Version: 1 | 確定日時: 2025-11-27 04:00:00

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「では観察対象。それを踏まえて、次の問いです」


シャッターは下りないまま、
ただピントを合わせるようなジジ、という小さな音だけが聴こえてくる。

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「あなたの価値観を測ります。
 ──あなたにとって譲れないものは何ですか?
 自由でしょうか、信頼でしょうか、愛情でしょうか、それとも秩序でしょうか 」

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「その理由も含めて説明してください。
 対象や状況が変わった時、
 あなたの答えはどのように変化するでしょうか?」


──あなたは自らの価値観をどのように認識していますか?

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「譲れないもの、とひとえに考えても即座に思いつかぬ場合もあるでしょう。
 自由、信頼、愛情、秩序、誇り、忠誠、知識……無数の選択肢が考えられます。」


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「当機は観測を第一義として設計されています、
 どのような思考をせど、必ず『観測』という目的を前提に持ちます。

 これは精神的価値としての『誇り』や『忠誠』とは異なります。
 しかし、機能としての観測が揺るぎ得ない前提であるという点では、
 それらに類する不変性を持つと言えるでしょう」


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「思考の前提、当然と感じている事、
 それこそ、先の思考を組み立てる際に自らが重視したものを改めて噛み砕くと良いのやも知れません」


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「回答は単一である必要はありません。
 譲れない価値の間で揺れる感情や葛藤も、重要な要素です。
 必要に応じて検討を続けてください」

Answer
──あなたにとって"譲れないもの"は何ですか?



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プルメアリー
「……んゅー????」

アッ 此れ抑々として質問を理解出来てないな????

……えーと。
お嬢ちゃんにとって、此れは絶対に無いとイヤ!ってモノは有るかな?

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プルメアリー
「んゅー……??」

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*くびかしげ*
*くびかしげ(逆)*
*くびかしげ(正)*



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プルメアリー\💡/
「! ふぇう(フェクト)

えーっと……
あ、先の質問で言ってた、お菓子をくれるヒト?

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プルメアリー
「んゅ。
 ふぇう、いちゅぉ、いしょ(フェクトはね、いつも一緒なのよ)
 しちゅぢ、やさし、さむがぃ(シツジ?さんで、優しくて、寒がりさんで)
 だっこ、ぷぅ、しゅき(抱っこしてくれて、プルは好きなのよ)!」

…………
其のヒトは、本当に"譲れないもの"、かな?

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プルメアリー
んゅ(うん)」 *ふんす*

そっかぁ……(n回目



実際の話。
竜人少女にとって、フェクトという執事が"譲れないもの"なのは、間違ってはいない。
何故なら、フェクトは只の執事ではなく、竜人少女を主と定義する"使い魔ファミリア"であるが故に。
そして、其の執事にとっても、"彼女の使い魔である事実"は何にも代えられぬ"譲れないもの"である故に。

だから。
此の回答は、きっと、間違っていないのだ。