にこりと微笑んで思考を深めていくアルヴェンの言葉を待っていただろう。
怯えの混じったアルヴェンの疑問にピクリと眉だけを持ち上げて続きに耳を傾ける。
自身がここにいる理由を問われて、首を傾げるだろう。

「そうね、私がここに来る理由、私自身に心当たりはないわね」

「全くこういった不思議と関わりがないもの、というのなら逆に有り得そうでもあるけれど、少し近いとも言えそうな仕事も扱っているから、全く関わりがないと言う条件なら外れそうだし。不思議だわ」

「強いて上げるなら、自ら選んだのでなければ、その場所にいるのは偶然なんだと思うわ。私以外の誰でも良かったかも知れない、それがたまたま私だった、そうじゃないかしら?」

「その偶然でこうして話せるのなら、私は運がいいわね」