
白金の鴉
「おい、言ったよな。
変な行動はするなと」

白金の鴉
「……は~~、
これだから機械種は融通が効かないんだ…」
はぁ、と深いため息を吐いた後。
諦めたように口を開く。

白金の鴉
「さて。世界を説明しろとの事だけど。
簡単だ。
『魔王と勇者のいる世界』だ」

白金の鴉
「さらに言うならば、
所謂剣と魔法が主体の世界で、
神やら妖精やらの超常現象が当たり前の世界で
科学は魔法の影響力が強く殆ど日の目が当たらない」

白金の鴉
「その為、不平等は当たり前。
それが普通であり、奇跡はあるものだと信じられている」

白金の鴉
「ああ、後はそうだな。
この世界は主に4つの神の宗教が存在し、
その信念に基づいて生きている連中が多いのも特徴だな」

白金の鴉
「春、夏、秋、冬の神がそれぞれ存在し、
月の概念が春の1月、2月、3月、4月…、
夏の月…、といったように12巡、とも呼ばれている月日にもなっている。
週は月、火、水、木、風、土、日の7週だったかな」

白金の鴉
「さて、その宗教だけれど。
それぞれの理念が、
春は命の芽吹きを重んじて、生命をはぐくむ事に力を入れ。
夏は燃え盛る人生にするための過程を大事にし。
秋は人生の実りという終わりをよくするための生き方を重んじ。
冬はそれぞれの終わり方を重んじる、という宗教だけれども」

白金の鴉
「……一番厄介なのは冬の神の宗教派の連中なんだよな。
よく言えばどんな終わり方も寛容的ではあるが、
悪く言えば本人がそれを是とするなら、
望まない終わり方に巻き込まれることもある」

白金の鴉
「それ故、俺の軍でも特に要注意な宗派として
気を付けてたりはするかな」
途中から話が少しだけ早くなっていたが。
ひとしきり喋り終えれば、ふ、と一呼吸を置いて
目の前の人物へと視線を向ける。

白金の鴉
「……さて、こんな所かな。
さ、どうせ次の回答もあるんでしょ。
早く言いなよ」
そういって、
次の返答を待つだろうか。