停滞――堂々巡り。
思考――まとまらず、動く事も出来ず。
結局、わたしは。
動けない/何も出来ない。ただ、そこに在るだけで。
ぐるぐる/ふわふわ――まわり続ける/漂い続ける。
――カチッ/問い掛け。
わたしにとって、譲れない、もの。
思考――譲れない、もの。
わたしにとって、譲れない、もの。
わたし――今は、何も。
持っていない/何もない/ただ、そこに在るだけ。
風景。あるいは影絵。
いる、だけで。
わたし――本の上/黒い点と線――連なり。
本に印字された文字。
何度でも、何度でも、何度でも――戻ってきてしまう/漂っている――ぐるぐる/ふわふわ。
否。
それは、嫌だ。
わたしは。

「わたしは。……わたしである、ことが。
……ええと、その。そう。
自信も、なくて。ただ、そこに在るだけ、かもしれない、けれど。
わたし、は――『わたし』、だと。……他の、誰でも、なくて。
誰にも、なれない……けれど。わたしは、『わたし』――で」
それだけは、捨てられない。
捨てたくない。
漂っている/曖昧で/ここはどこだろう――わたし/今はいつで。
何も、わからない――曖昧、だけど。
白い部屋/白い空間――何もない。椅子と、対面の観測者以外。
けれど、わたしは――確かに、ここにいる。
視界――手=未熟で、白くて――けれども、はっきりと。
足=少なくとも、わたしは――わたしの足で、歩いて、動いて。
わたしが、わたし、ということ。
それだけは、捨てちゃ、いけない――と。
譲れないもの。そう、かもしれない。