Chapter01-Fin

記録者: 立花 依綴 (ENo. 214)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-07 04:00:00

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「……回答を確認しました」


観察者は淡々と処理を続けているように見えるが、
どこかそれは“耳を傾けている”仕草にも似ていた。

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「当機の観測は、これにて終了します。
 記録は保存され、分析は後続機へ引き継がれます」


レンズがわずかに光を収束させ、あなたを見据える。
無機質なガラスに感情は映らない、
ただそれは淡々と観測を続ける機械でしかない。ずっと。

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「あなたが何者であるか──その定義は、あなた自身が決めるものです。
 当機はただ、それを観測したという事実のみを残します」


──そうして白い部屋がじんわりと、輪郭を失っていく。
まるで夢から醒めるように。


──そう。きっとこれは夢だった。


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「……観察対象。これにて接続を断ちます」



ガラス玉のような声が、虚空の中で響いていた。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
面白かったな、と思う。忘れていたわけではないが、舞台俳優という道を選んだ、そして今も続けている理由について改めて誰かに話したことで初心を思い出せたような気がする。
どうして自分が選ばれたのか、質問にどんな意味があったのか、あの白い空間はなんだったのか、結局よく分からなかったものの、それでも良いのだと思う。
瞳を開ける。いつまでも過去や夢に浸ってはいられない。
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「僕を望んでくれる人のために頑張らないとね」