Chapter02-03

記録者: 蒼懐の魔術師 カマル (ENo. 114)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-07 04:00:00

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奇抜な色の羽織をひらりひら。
あなたの言葉を頷きながら聴いて、なるほど!なんて相槌を入れた。
少年にとってあなたの言葉は新鮮な音列なのだろう。
ありがとう!なんて言葉は程々に。また次のトイカケがあなたに振られた。

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「ねえねえ、君に訊きたいんだ。
 僕ってさ──いつも思うんだ。“正しいこと”って何なんだろうって?」

少年は笛を軽く指先でくるくる回し、空気に音の波を描くようにして言う。

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「だってさ、僕が吹く笛が誰かを笑顔にしたとき、
 それは“正しいこと”な感じがするでしょ?
 でも、もし誰かが嫌な気持ちになったら……それは“間違い”になるのかな?」


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「ね、君は──“正しい”ってなんだと思う?


──あなたは、何をもって“正しい”と判断しますか?

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「僕はさ、間違いなんてないと思うんだ。
 高い音も低い音も、速いテンポも遅いテンポも、全部必要で、
 楽しさも悲しさもぜーんぶ、大事なものなんだ!
 だから全部正しいって言えるんじゃないかなって」

見えない舞台の上で踊るように広げた両手。
世界のあらゆる感情を抱きしめるかのように、無邪気で貪欲だ。

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「たとえ誰かが“間違い”って言っても、
 そのせいで誰かが笑ったり泣いたり、変わるなら、
 それは正しいことになるんだ!」

少しだけ、笛の端がきらりと光った気がした。
正しさは、正解ではなく──変化そのものなのだと、少年は信じている。

少年は笛を胸に抱き、満足げに微笑んだ。

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「僕は“自分が正しい”と信じてる。だから誰かに間違ってると言われても気にならない!

 君はどう?周りの音は気にしちゃうタイプかな?
 それとも、君も自分の旋律を持っているのかな?
 ──君にとって“正しい”て何?」

Answer
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「間違いはあると思うぜ。正しいことがあれば誤ったこともあるだろ」

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「全て正しくなったら僕とソアレが一つの存在になることもまた正しい事になる」

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「観測者たちが僕ら二人が一つの人物だった…って言っていた」


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「じゃあなんで分かれたんだ?その訳を僕らは知らないままなんだ」

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「僕は分かれたことを間違いだと思ったことはない。きっと一人じゃ不可能だから二人にしたんだ」

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これは間違いじゃない。正しいのさ。他が否定しても正しいと思い続けたい」

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「お堅いとか言わねーでくれよ?僕はソアレがいてこそなんだからさ」

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「アイツがいなくなったら僕は絶対探すぜ」

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「えっと話逸れちまった?何をもって正しいかだっけ?」


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「よく考えてから正しいかどうか判断するってことでいいのか?」

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「これは平気だろって思ったらそれを正しいと思い、行う……だろうな」

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「少年…難しいこと聞いてくるじゃん。意外と大人っぽいんじゃないか?」


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(それってつまり僕が子供っぽいのでは???)

きっとそうかもしれない。