Chapter02-04

記録者: ほとび (ENo. 69)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-03 04:00:00

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風が通り抜けるような軽い笑い声は相槌のように。
ずっとにこやかに話を聞いている少年は、納得したみたいに数度頷いた後。

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「うんうん!じゃあ次は……ちょっと似たような質問なんだけどさ」

明るさはそのまま、けれど瞳の奥に──ほんの少しだけ鋭さが宿る。

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「君は自分が“正しい”と──思ってる?」

問いかけるトーン自体は軽い。
けれど、その笑顔の裏側から何かが覗く。
あなたの返答を待つ足は楽しげにぶらぶら揺れているのに、
視線だけは、明確に「答え」を探している。

子供の遊びのリズムの中に、
ほんの少しの、刃のような期待。

──あなたは自らを“正しい”と言えますか?

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「僕はさっき言った通り!
 自分の事を正しいと思うから、自分がみんなに聞かせている音が正しいと思っているから、
 僕は笛を吹くし、みんなを導くんだ。だってそうでしょ?」

軽やかに笑いながら、しかし言葉には確信がある。

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「ずっと働かなきゃいけない閉鎖的な村も、
 つまみ食いしたら一日ご飯をもらえないのも、
 重い税金も、いじわるなおばあさんも、変わらせてくれない。
 間違ってるから──導いてあげなきゃいけないでしょ?」


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「自分が正しいって信じてる人はね、迷わずに進めるんだ。
 曲が途切れないんだよ。ほら、楽譜って止まるとそこで“死んじゃう”からさ」

どこまでも明るい声で、
どこまでもまっすぐに、
少年は“正しさ”を語っていた。
──それで、あなたの答えを待っている。
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……ただしいこと、が…なにかはわかんないけど………
ほとび、は…ほとびがまちがってる、と、おもう……



あなたとは違って、自分は自分を信用出来ていないし、昔から…悪い事をしてしまっているから。
それが理由で沢山の人に否定もされた。それを気にしないという事も出来なかった。やったのは自分であって自分でないものだけど、だからと言って何か変わるわけでもないし心も軽くはならないから何もかも諦めてしまった。
ひとつの道を進むにも、長く、悩んでしまう。
他のヒトが原因で行くしか無くなった事も多々ある。
思えば自分で判断したことは…とても少ない気がした。
彼にとっては周りがただしい存在で、自分は間違っている存在なのかもしれない。