そんな夢を見たから、捨て去った夢を見た。
誰かの話だ。
彼の話ではなく。
自分の話ではない。
彼はカーレ。
期待の眼差しを向けられた。
いいや、それは正しかった。
先代だか、先先代だかは、放棄して風のように消えたと言う。
曰く、おかげでこの北の大地は荒らされてしまった。
⬛︎⬛︎を大事するのに他の地方の覇権を必要とした。
ひどく恨んだ。だから臨んだ。
再度現れるまで早かった。
期待を乗せられた。
当然のことだった。
いつだって、救世主は待ち望まれている。
自分も誇りだと思った。
選ばれたる人であること。
この部隊に身を置き、戦闘を学んだことに意味があったこと。
世界を助ける礎となれること。
全て。
誇らしかった。期待だった。
叶えるべきだった。
みんながそれを臨んでいた。

「………」
おわったはなし。