Record

記録者: アラビク・ハン (ENo. 167)
Version: 2 | 確定日時: 2025-12-03 04:00:00

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「んがっ……」

気が付けばそこはさかさまの部屋だった。
いやさかさまなのは自分の方だった。
ベッドからずり落ちた姿勢のままはて、と腕を組む。

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「なにやら夢を見ていた気がしますが、思い出せませんね……。
 なんとなく、腹立たしい内容だったような気はしているのですが」

うーむ、と首をひねるが夢の内容は思い出せず。

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「まあ、思い出せないものはしかたありません。
 予定通り発つとしましょうか。
 そろそろ何か手がかりが見つかるといいのですが」

まとめておいた荷物をつかむ。旅立ちの準備はそれで終わり。
そうして、冒険商人は宿を後にした。
彼の次の行く先がどこかは、まだ誰も知らない……。