──あなたにとって"譲れないもの"は何ですか?

メルエミリー
。o(……譲れないもの、か……)
ちゃんと考えた事など、覚えている範囲で有っただろうか?
亜人少女は、少し首を傾げた。
既に、此の魂は朽ちるのを待つだけ。
そんな己にとって、今尚そう思えるモノなど、どれ程残っているだろうか?

メルエミリー
。o(……あぁ、でも)
現状において、と、限定すれば。

メルエミリー
「……〔朽ちる場所〕……〔即ち〕
〔タヒに場所、でしょうかね〕」
等と。

メルエミリー
「……〔現在〕
〔私は、2体の使い魔と主従契約を結んでいる、のですが〕
〔彼らは少々……いえ、ソレナリに曰く付きでして〕」

メルエミリー
「〔まぁ、つまりは〕……
〔主かつ魔力タンクである私が〕
〔人目に付かない、人通りの類が滅多に無い、忘れられた場所で朽ちる事で〕
〔彼等を、其の場所に永劫に縛り付ける事が可能では、と〕」

メルエミリー
「…………
〔主として、其れ位はしないと〕
〔何をやらかすか判りませんからね、彼奴等〕……」
…………
……なんで、そんなのと契約したんです?

メルエミリー
「…………
〔ノーコメント、で〕……」