──あなたはこの仮定にどう回答をしますか?

メルエミリー
。o(……ふむ)
今度の質問は、比較的答えられそうな気がする――そんな表情を、亜人少女はした。

メルエミリー
「……〔まず、結論を〕
〔相手がどうあれ、其の者が私に助けを乞うならば〕」

メルエミリー
「……〔私は、私に出来る範囲で其れを実行するでしょう〕」
先ずは、そう回答した。

メルエミリー
「〔当然、どう実行するかは、相手の状態に依るでしょうね〕
〔渇きと空腹で飢えているなら、水分と食料を〕
〔負傷しているならば、其の手当を〕
〔病に苦しんでいるならば、診察と看病を〕
〔そして〕……」

メルエミリー
「〔介錯を希うなら、其の実行と看取りを〕」

メルエミリー
「……〔其れは、相手が誰であろうと〕
〔区別無く、差別無く、貴賤無く〕
〔実行するならば、其処に私情を挟んではならない〕」
淡々と、そう答えて。

メルエミリー
「……〔そうする事で〕
〔私に、如何なる損害が出ようと〕」

メルエミリー
「〔例え私が斃されるとしても、其れは助ける事を躊躇う理由になど成らないのです〕」
いっそ、不気味な程、淡々と。
亜人少女は、答えたのだった。