Chapter02-Fin

記録者: 神秘一派 (ENo. 90)
Version: 1 | 確定日時: 2025-12-03 04:00:00

クリックで開閉
icon
「そっかぁ……そういう音を持ってるんだ、君って」

足をぶらぶら揺らし、胸元の笛が軽く揺れる。
その小さな揺れは、まだ奏でられていない何かを予感させる。

icon
「ね、楽しかったよ。君の音、ぜんぶ新鮮だった。
 僕の知らないリズムで、知らない色で響いてて……」

icon
「──君の曲、きっとまだ続くよ。
 途中で休んだり、音を外したり、急に転調したりしてもさ。
 それでも“君だけの曲”になるんだ」

ゆるりともたげた手を、ひとさし指を
あなたに向けてはくすりと笑う。

icon
「だからね、止まらないで。
 君が止まったら、その続きの音、誰も聴けなくなっちゃうからさ」


そうして少年は揺らしていた足を床に着いて、
ひょっと立ち上がった──ように見えた。


──向かいの椅子には誰もいない。
目に鮮やかな少年の色彩は、もうどこにも認める事は出来なかった。

……あなたも意識して目を閉じれば、あるべきところに戻れるだろう。


ここトイカケはありません。回想や感想を自由に記入したりしなかったりしてください。
Answer
「……」

「すべてを止めてしまえば」「あるのは」「緩やかな滅びのみ」

「世界に生きる存在は必要か?」「必要だ」

「そこにあるのは」「ある程度の自由」「その自由を利用した発展」「意志」

「すべてを既定してしまえば」「それは生きていることにはならない」

「今消えた神秘の外側から来た者からすると」「音の続きも消えよう」


「そもそも」


「既定の道具を作るだけの仕事になってしまうからな」

「発展がない」「信仰もない」「生と死の不安定さも」

「様々が消えるな」