
「助けましょう。我らが神も、隣人に手を差し伸べよと仰っています」
その“助け”がどのような形で、その人物が後に“損害”をどのように補填することになるのか。
それは一般的な“救い”の有様とは少々異なるかもしれない。
本当のところをあえて明言しなかったところで、目の前の機械人形──我々『人間』の知るところよりも外側の技術が使われているであろうそれには、人物の思考を覗き見ることのできる機能が搭載されている可能性がないとは限らないが。
この
客観的な記録を観測するかもしれない他者のうち、同じ種族であるところの『人間』にさえ秘匿しておけるのなら、まったく構わないのである。